藤沢市石川地区で農家のお手伝い、自然環境保全のための活動をしています。
田畑や雑木林等の農作業、ホタルの里の復活保全活動等、参加は自由です。
大自然に囲まれた谷戸で大地の恵みを味わいながら土いじりを楽しんでいます。
担い手の高齢化や人手不足から長らく休耕田になっていた田んぼを2005年に復元。田んぼの整備から始まり、苗作り、草取り、田植え、稲刈、稲架掛け（はざかけ）、脱穀、籾摺りまで、昔ながらの手作業が中心になっており、体力を要しますが貴重な体験の連続です。
肥料や堆肥は稲わら、米糠、籾殻等すべて稲作により発生する材料を使用し、完全な循環型の稲作を実践中です。
田んぼの周囲に広がる雑木林や野草を眺めながら小鳥のさえずりを聞き、カエルやドジョウ、トンボ等多種多様な生き物を身近に観察することができます。
畑は竹林、梅林、柿、栗などの林が見渡せ、春には鶯のさえずりを聞きながら、まさに里山の中で農作業を楽しんでいます。畑の中心に大きな枝垂れ桜があります。その下で座っているだけで都会に住んでいることを忘れてしまいます。
そんな自然に囲まれた環境でみんな素人ですが、農薬を使わず有機栽培で季節ごとに色々な野菜作りを楽しんでいます。野菜を栽培するだけでなく、もみ殻、米ぬか、野菜の残渣などを使った堆肥、肥料づくり、緑肥を利用した土づくり、栽培した野菜から種を取って翌年に使うなど、色々試行錯誤しながら安心安全な野菜作りを目指しています。とった野菜はその日に参加した人達で分け合います。
また、春は山菜、ジャガパーティ、秋は収穫祭、冬は焼き芋など季節ごとに大地の恵みを楽しんでいます。
周辺環境の整備は周辺農家さんへの支援が主になっています。多忙な農家さんにとって整備に手が回りかねる竹林、果樹園、植林地、森林等が対象となっています。
作業内容は林園等の下草の刈払い、花の植栽、樹木の剪定・伐採等多岐にわたります。チェーンソー・刈払機等の機械を使う作業がありますので、安全を最優先にして活動しています。
乱舞する？とまではいきませんが、我々が活動する田園には5月下旬から6月中旬にかけて、ゲンジボタルが飛び交います。
ホタル保護のためホタル保存会が組織されており、毎年多くのボタルが鑑賞できるよう、ホタルやホタルの幼虫の餌となるカワニナの生息する小川、湿地の清掃、草刈り等の環境整備、飛翔数の調査、鑑賞者への安全管理、指導等を行っています。
イベントも盛り沢山です。うない初め、どんど焼き、観梅会、観桜会、たけのこパーティー、田植え、稲刈り、芋煮会、収穫祭等。みんなでワイワイ楽しく開催しています。